今日はいつもの問題の解説とは違って、医療情報技師の気になる年収・給料についてのお話しです。
医療情報技師の年収について
年収はどれくらい?
医療情報技師の年収は、求人ではおおよそ300-600万円前後となっています。
この年収は、院内SEの年収です。
資格があるから給料が+αになるという類のものではありません。
SEとしてしっかり業務が出来た上で初めて医療情報の資格が生きてくるのです。
はっきりと言ってこの資格だけで食べていくのは厳しいと思います。
ダブルライセンス
医療情報技師は、医療情報システムのIT化に今後もっともっと必要になる人材です。
しかし、残念ながらまだまだその資格だから採用!という状況ではないのが現状です。
私のお勧めは、ダブルライセンスという選択です。
つまり、『医療情報技師の資格』+ほかの資格ということです。
例を挙げるならば、特に薬剤師や検査技師の方にはとてもおススメの資格と言えます。
私の職場にも医療資格を持っている医療情報技師の方はたくさんいますが、そういう方が間に入ってくれるだけで業務が非常にスムーズに進みます。
組み合わせられるおススメの資格
医療情報技師は、就職の際などその資格単独では色んな意味で少々心もとなく見られる可能性があります。
ですが、ダブルライセンスと書いたように、他の資格と組み合わせると抜群に威力を発揮するのではと私は考えています。
『診療情報管理士』、『基本情報処理技術者』、『医療経営士』などの資格の相性は抜群でしょう。
診療情報管理士(Wikipediaより引用)
診療情報管理士(しんりょうじょうほうかんりし)とは、四病院団体協議会(日本病院会、全日本病院協会、日本医療法人協会、日本精神科病院協会)および医療研修推進財団が付与する民間資格(資格称号)のこと。受験資格は日本病院会が設ける診療情報管理通信教育を受講するか、診療情報管理士受験認定指定校にて必須科目を履修することで得ることができる。
年収以外の恩恵は?
それは、その病院や会社にとって必要不可欠な存在になれることです。
先ほど話した私の職場で働く医療情報技師の資格を取得した薬剤師さんは、部内でなくてはならない存在となり、結果として昇給につながりました。
医療情報技師の資格はSE側の恩恵は限定的ですが、医療関係者に関してはかなり魅力的な資格だと思います。
今回は、いつものと違って医療情報技師の年収に関するお話しでした。
お読みいただき、ありがとうございました。