今回は、医療情報技師の情報処理技術系の必須問題④について説明していきます。
目次
医療情報技師試験「情報処理技術系」の必須問題④
論理演算
論理演算は覚えれば簡単です。
簡単なんですが、覚えたつもりでもごちゃごちゃになってしまいやすいです。そして、「あれどうだっけ?」ということになりやすいのです。
今回はまず先に出題傾向を見ていき、その後に単語の説明していきたいと思います。
これまでの出題傾向①
問2
2進数の1101と1100の論理積の結果はどれか。
1) 0001
2) 0010
3) 0110
4) 1100
5) 11012011年 医療情報師能力検定試験 情報処理技術系 出題
答えは、4です。
これまでの出題傾向②
問13
2進数1110と1011の各桁の排他的論理和(XOR)はどれか。
1) 0011
2) 0101
3) 1010
4) 1100
5) 11112015年 医療情報師能力検定試験 情報処理技術系 出題
答えは、2です。
出題形式
上記の2問見てもらえばわかるように、意外とシンプルな形で出題されます。
一般的な論理演算を理解しておけば簡単に解けます。
論理演算を説明していきます。
論理演算
論理否定(NOT演算)
入力された値の逆を出力します。入力が真(1)であれば、出力は偽(0)となります。
逆に、入力が偽(0)であれば、出力は真(1)となります。
論理積(AND演算)
論理積は、どちらも真(1)の時に出力が真(1)となります。名前の通り、入力AとBをかけて出た値が、出力となります。
論理和(OR演算)
どちらが一つでも真(1)の時に出力が真(1)となります。つまり入力AとBを足して出た値が0であれば、0を出力し、1以上であれば1を出力します。
否定論理積(NAND演算)
NOT+AND演算のことです。AND演算の結果以外ということになります。
否定論理和(NOR演算)
NOT+OR演算のことです。OR演算の結果以外ということになります。どちらも偽(0)の時に真(1)となります。
否定〇〇〇は、「NOT+AND」「NOT+OR」と考えるとすっきりします。
排他的論理和(XOR演算)
排他的なんてちょっと難しく感じません?「1=1」「0=0」以外を真(1)となります。
排他的なんてついてますし、難しいイメージがあって、「他とは違う(一緒はイヤ)」と覚えていました。入力が同じ(お揃い)の時は偽(0)となります。
ごちゃごちゃになっていませんか?
ひとまず、
- 論理否定、論理積、論理和を覚えておく
- 否定的が付けばNOT+〇〇〇
- 排他的は、お揃いはイヤ
と覚えておいてください。
今回は、医療情報技師 情報処理技術系の必須問題④について説明しました。
お読みいただき、ありがとうございました。