今回は、医療療情報技師の医学・医療系の必須問題③について説明していきます。
医療情報技師試験の医学・医療系の必須問題③
画像診断

医療療情報技師の医学・医療系でとても大事なものとして「画像診断」があります。
レントゲン・MRI・CTなどで撮影し、診断を行います。これら画像診断の撮影方法は、それぞれ全く違います。
でも、一つ一つ覚えていられませんよね。
今回のポイント
「画像診断」の問題を解くときに、覚えておくのは一つだけ。着目すべきは、放射線(またはX線)を用いるかということです。
- 放射線(またはX線)を用いる → CT検査・核医学検査・注腸検査・血管造影検査・PET検査、負荷心筋シンチなど
- 放射線(またはX線)を用いない → MRI検査・エコー検査
放射線を用いるものはたくさんあります。ポイントになってくるものは、逆に用いないものなのです。
エコー(超音波)検査は用いないことは何となくわかりますね。放射線を用いないからこそ、赤ちゃんの検査で使われています。
ですので、覚えてもらいたいのはMRI検査です。MRIとつけば、絶対に放射線(またはX線)を用いません。
血管造影検査は放射線を用いますが、造影MRI検査は放射線を用いません。
このMRI検査が放射線を用いないことを覚えて過去問を解いてみましょう。
過去問①
放射線被曝のない検査はどれか。解答記入欄( 38 )にマークしなさい。
1) CT検査
2) PET検査
3) 核医学検査
4) 超音波検査
5) 血管造影検査2016年 医療情報師能力検定試験 医学・医療系 出題
答えは、4) 超音波(エコー)検査です。
過去問②
放射線を用いない検査はどれか。番号を解答記入欄( 30 )にマークしなさい。
1) CT検査
2) 注腸検査
3) MRI検査
4) 核医学検査
5) 血管造影検査2012年 医療情報師能力検定試験 医学・医療系 出題
答えは、3) MRI検査です。
+αの内容
これは押さえておきたい!という、プラスαの知識を説明します。
- 放射線技師や検査技師は、エコー検査できる。
- 検査技師は、静脈採血できる。
- 造影〇〇や〇〇造影などは、造影剤を使うので必ず医師が必要。
- PET検査は、放射線を照射するのではなく、放射線を出す薬を飲んで撮影する。(放射線を照射する検査ではない)
- MRIは磁石を使うのでペースメーカーなど金属が使われいるものは全部だめ。(カラコンの色素や刺青の色素は金属を使っているので、原則不可。貼り薬にも金属が使わわれているものがあるので、はがして検査を行う)
- 造影剤を使うときは、造影剤アレルギーがあるか聞く。(意外と造影剤アレルギーの人は多いらしい)
- CTは、ヨード系造影剤または。MRIは、ガドリニウム系造影剤。
この記事を読んでいたら、バッチリです。
全然関係ないですが、刺青をしているけどMRIの撮影を行った猛者の記事を読んだことあります。金属が反応して熱くなったようです。意外と大丈夫だったと書いてありましたが、一歩間違えたら…と考えると、かなり怖いですね。。
今回は、医療情報技師試験における、「医学・医療系」の必須問題③でした。
お読みいただき、ありがとうございました。