今回は、医療情報技師 情報処理技術系の必須問題⑦について説明していきます。
医療情報技師試験「情報処理技術系」の必須問題⑦
ネットワーク機器
今見ているパソコンやスマホは、どうやってインターネットに接続していますか?
無線LAN・ルータ・光ファイバーと繋がっていますよね?
これは、病院でも家でも同じです。
これらネットワーク機器についての出題ポイントを説明していきます。
- OSI参照モデルでは、第何層か?
- 機能は?
の二つです。
ネットワーク間を接続する機器は以下の4つです。
- リピータ
- ブリッジ
- ルータ
- ゲートウェイ
下位層から紹介します。
リピータ
<OSI参照モデル>物理層
<機能>信号を増幅して伝送距離を延長。つまり延長コードです!
ブリッジ
<OSI参照モデル>データリンク層
<機能>データ中継機器。スイッチングハブ(いわゆるスイッチ)もブリッジの一種
ルータ
<OSI参照モデル>ネットワーク層
<機能>IPアドレスを用いて転送制御を行う。
ゲートウェイ
<OSI参照モデル>7層すべて
<機能>プロトコルの違うネットワーク同士を接続する。
これまでの出題傾向①
問23複数のLANを接続し中継するために用いるデータリンク層の装置はどれか。
1) ルータ
2) ブリッジ
3) リピータ
4) ゲートウェイ
5) ファイアウォール2015年 医療情報師能力検定試験 情報処理技術系 出題
答えは、2です。
これまでの出題傾向②
問20複数のLANをネットワーク層で相互に接続するのに使用する装置はどれか。番号を解答記入欄( 20 )にマークしなさい。1) ハブ
2) ルータ
3) ブリッジ
4) リピータ
5) ゲートウェイ2011年 医療情報師能力検定試験 情報処理技術系 出題
答えは2です。
見てわかるように解説は不要だと思います。
上記で示したポイント(参照モデルと機能)を覚えておけば、問題ありません。
私は、
「コード(物理層)をリピートして延長」
「データ(リンク層)をブッリジして中継」
「ネットワーク(層)のルートを転送」
「七つの玄関(ゲートウェイ)を接続する」
といった感じで、簡潔に覚えていました。
こじつけでもなんでもいいので自分で物語やゴロを作るのは、暗記の有効な方法ですね。
今回は、医療情報技師の情報処理技術系の必須問題⑦について説明しました。
お読みいただき、ありがとうございました。